山本昌の眼にうつる「二刀流・大谷翔平」。ポイントは○○のあと
二刀流として、今シーズン確かな数字を残した大谷翔平を、入団時「そんなに甘くない」と言っていた山本昌はどう見たか。
■現時点での投手としての完成度は85%
いずれかを選択するのなら、私はやはり投手に専念してもらいたい。プロ野球最速の165キロのボールを投げたように、大谷選手は投手としてもプロ野球始まって以来の逸材です。投手としての私から見れば、彼はまだまだ伸びしろがある。現時点で完成度は85%くらいではないでしょうか。本人も当然のように理解しているでしょうが、投球フォームにしてもまだまだ改善の余地がありますし、そういった課題をすべてクリアにした時、世界一の投手になれるくらいのポテンシャルを大谷選手は秘めています。
将来的にメジャーリーグに挑戦するかどうかは分かりませんが、仮にアメリカに行くとしたら二刀流として挑戦させてくれる球団が現れてほしいですし、そういったチームで存分に暴れてほしいものです。
人生は一度きりなので自分が進む道を信じて。成功できる場所でプレーしてもらいたいですね。彼は「日本の宝」ですから。